みなさんさようなら

2013.02.28 23:27|記念行事
平成元年の「日新出版20周年記念行事」ご案内状が以下。
周作の文章を「お知らせ」から転載する。
このブログをご覧の中には
当日、ご参加下さった方もきっとおられるはず。
(株)日新出版 増田妙子



(1)20周年記念祝賀会
1.日時 平成元年4月17日(月)
2.場所 日本工業倶楽部 
3.スケジュール
  第一部 記念講演会(3:00~5:00)
      演題と講師 昭和から平成へ―21世紀に向けての日本の課題―
            政治評論家 藤原弘達先生
        清興
  第二部 祝賀パーティー(5:30~7:00)

(2)20周年記念増刊号 発行日・平成元年4月17日
            …略…
    
◎ 20年の歩みと記念祝賀会・出版のお知らせ
 日新出版は本年を以て満20周年を迎えることになり、別記要項により記念祝賀会を開催し、記念増刊号を発行することになりました。
 この20年間に寄せられました関係各位のご厚情に対して、先ず厚くお礼申し上げます。
 弊社の起源は20年よりさらに古く、昭和40年ごろ、「特装車」を発行する出版社として出発しているようです。しかしながら、数度にわたる住所変更、発行物の散逸、当時の経営者と連絡不能などの事由のため、その実態の把握は不可能の状況にあります。
 従って、日新出版の歴史は現在の経営者である増田の責任において、月刊誌「特装車」の発行を開始した昭和44年の7月をスタートの時点といたしております。

 ―「20年の主な歩み」―
       …略…

 いま、小社及び私の20年をふり返る時、無量の感慨が去来いたします。私に注がれた「なさけ」の深さ、志と姿勢に対する深いご理解、物心両面にわたる厚いご支援に対する感謝の念は、どのような美辞麗句を以てしても言い表わせるものではありません。
 経済至上主義が横行する現今の世情の中にあって、男の志、或いはロマンを追い求めることが許されたこの20年間は、私にとってはまさに至福の時でありました。
 このたび、記念祝賀会を開催いたしますのは、このような形で感謝の微意を表明すると共に、社員一同が志を新たにして前進することを皆様方の前でお誓いするためのものであります。…
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みなさんさようなら

2013.02.20 15:17|コラム・巻頭・社説・社告
20日ブログ用photo


(株)日新出版 に社名変更 1979年2月号(B5版)  
法人化してもジャーナリズム精神は堅持

 本誌を発行する自動車車体通信社はこれ迄増田周作の個人事業の形を取っておりましたが、このたび法人組織とすることになり、社名も株式会社 日新出版と変更いたしました。
 私がこの月刊誌の経営を引き受けてから、既に10年を経過しております。この間、ずっと個人事業として通してまいりましたのは、法人化による利便とそれにともなう制約を受けるよりも、善きにつけ悪しきにつけ、すべての責任を私一人に集中させて、事務量を極端に圧縮して、すべての精力を本づくりに注ぎ込むことを心がけたからであります。経営者としての立場を取るよりも、業界誌ジャーナリズムの確立を至上命令として自分自身に課してきたともいえます。 …中略… 私自身の存在を超えて、本誌の存続を図って、関係業界の発展に寄与することが、私ならびに本誌に課せられた社会的責任であると痛感するものであります。
 法人化により私が代表取締役に就任いたしましたが、私の堅持している社会の木鐸(ぼくたく)でありたいという精神にはいささかの変化もありません。いわゆる利益のみを追い求める経営者は私にとって全く無縁のものであります。
 社名の“日新”は日日新しくなること、又は日日新しくなるよう努めることで、出版情報活動に属する小社には最適の社名であると自負します。上に掲載の色紙は、東洋政治哲学の泰斗(たいと)として、日本の針路に大きな影響を与えて来られた安岡正篤先生が特に私の為にお書き下さったものであります。学道業日新と書かれていますが、“道ヲ学ブノ業(わざ)ハ日ニ新タナリ”と読みます。道とは、あるべき道すじ、道理で、それを学ぶ仕事は毎日が新鮮な気持ちで取り組まねばならぬ、又は、道を真剣に学んでいれば、その従事している業務は毎日が新鮮であり続けることが出来る、とも解釈することも出来ます。この教えは私の終生を通ずる生き方を示されたもので、その教えを社名に冠して、これからも努力いたします。従来にも増して、ご支援を切にお願いする次第であります。(増田)



会社を法人化した際の、本人53歳の文章です。
安岡先生の書いて下さった色紙については
1984年1月号の周作閑話でも

― 持参した筆や色紙がよくない、と先生はいささかご機嫌ナナメであったが、「学道業日新 正篤学人」と暢びやかな筆致である。―

と披露しています。
腕時計も買えないほど貧乏していたからでもありますが、
尊敬する先生に安物の筆を差し出したとは、父らしい無頓着さでした。

(株)日新出版 増田妙子


みなさんさようなら

2013.02.13 23:53|雑記
応援して下さった皆さん、申し訳ありません!!
「NewTRUCK」は3月号で休刊します。
(トラックショーは開催へ準備中)

「父 在(いま)せば其の志を観(み)、
父 没すれば其の行(おこない)を観る。
三年父の道を改(あらた)むる無くんば、
孝と謂(い)う可(べ)し」
『論語』(学而第一)


ある人物が約半世紀、43年間も書き続けた
歴史ある月刊誌を休刊してよいのか?
石にかじりついても発行し続けるべきではないか?
三年どころか、
没後3号で休刊にした親不孝は
父にあの世で詫びるしかないが
周作の作る「NewTRUCK」こそが「NewTRUCK」であった。

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みなさんさようなら

2013.02.07 01:01|未分類
【お知らせ】
月刊「NewTRUCK」は今月末発行予定の3月号で、休刊することに決定いたしました。
皆様、これまでご愛読、呉越会など研修会へのご参加、まことに有難うございました。
購読料返金などは3月末頃までに調べて、個別にご連絡の上、お振込致します。

「これが本当のあとがき。…みなさんさようなら」
と周作が後書きに書いた12月号は、編集・発行人/増田周作 による最後の月刊誌でした。

北海道から九州まで、周作の記事を楽しみに待って下さった読者。
紀行文、歴史、古典など難しいことばかりで、車の雑誌だろうが!とお怒りだった読者。
お怒りなのもちゃんと読んで下さっている証拠。
その皆さんとも次号の3月号でお別れです。(妙)

プロフィール

増田周作

Author:増田周作
(株)日新出版 創業者
月刊「特装車」「特装車とトレーラ」「NewTRUCK」編集発行人
「東京トラックショー」創立・主催者

大正15年8月30日生まれ 土佐出身
(H23年すい臓ガン、翌年肝臓ガン発病)
平成24年11月21日 肝不全で死去
       享年87歳

旧制中学1年1学期、上級生とのケンカで先方2名と共に退学になる。
大阪商科大学(現・大阪市立大学経済学部)卒業。土木従事、新聞社を脱サラ後、広告代理店経営。昭和44年43歳、東京でトラックの月刊誌発行を始める。
湯島聖堂「斯文会」名誉会員・後援会常任委員を務める。
「呉越会」「東京トラックショー」「増田周作のおはようコラム」「日新論語会」など、常に社会の木鐸(ぼくたく)でありたいと願った“いごっそう”であった。
伊与田覚学監は10歳年上の叔父。

【 これがほんとうのあとがき。43年のもの書きの、最後の後書になった。われながらよく書き続けたものだと思う。
「生涯現役」。もの書きとして生涯現役を貫いた喜び、これに勝るものはない。読者の皆様に最後の「わだち」をお送りしてお別れをしたい。今、私は至福の感をもって最後のわだちを書いている。みなさんさようなら   11月13日 】
 絶筆 H24年/12月号
「わだち=月刊 NewTRUCK 編集後記」

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