みなさんさようなら

2013.03.25 07:50|雑記
3月10日の「月刊NewTRUCK休刊」お知らせブログで

「どんな文章になったか、
本当は、本人が43年間の思いを籠めて
挨拶文を載せるのが一番良いのだが、」

と掲載して4日後。
『しにか』の休刊について書いた2004年の
「増田周作おはようコラム」を偶然見つけた。

43年間の執筆活動、中でも
13年にわたる毎日のコラム発信で、著作量は膨大だから
ピッタリの原稿を見つけるのは至難なのだ。

その数日前には、周作の死をひどく悲しんで、
ようやく哀悼の意を伝えてきた人のために写真を送ってあげようと
見ていた中に「大漢和辞典」があった。
さらに、「しにか」の写真を撮っていたかも、と
コラムの日付に近い写真フォルダから探した。

そうして、寄せ集めてできあがったのが前回のブログだ。
父が「大漢和辞典」写真と「しにか休刊」のコラムを出してくれた、
そう思っている。
しにか


「しにか」は全冊、まだ書庫に残っていた。
昨年のゴールデンウィーク中に資料をかなり整理したようだが、
これは処分できなかった口だろうか。

しにか最終号の編集後記によれば
“「始まりがあるものには、すべて終わりがある」とは、
昨年(2003年)公開された映画の宣伝文句でした”。

スポンサーサイト

みなさんさようなら

『月刊NewTRUCK』は3月号で休刊です。ご愛読有難うございました。

9年前、ある雑誌の休刊についておはようコラムに増田周作が書いています。
-“ 月刊誌の発行者としてその傷みはよく分かる ”-
奇しくも同じ3月号でした。(妙)


2004年2月18日(水)
「始めのあるものは必ず終わりがある」

『しにか』という月刊誌が3月号で休刊となった。書名を知る人はほとんどいないだろうが、SINICAとはラテン語で支那つまり中国を意味する言葉で、中国を中心にしたアジアの文化と漢字の専門誌であった。創刊以来14年、通巻170号、その第1号から私は熱心な読者であり、そのすべての号が書庫に並んでいるが、その棚に追加することはもうないだろう。楽しみにしていた連載記事もすべて最終回になった。
 経済発展で中国ブームがおこっているが、その中国を歴史的に文化の面から掘り下げようと真剣な努力を傾注してきた大修館書店発行の『しにか』を支える読者は減少し続けて、休刊のやむなきに至ったと推察される。月刊誌の発行者としてその傷みはよく分かる。
 毎月届けられる『しにか』を待ちかねて読む楽しみはなくなったが、書庫にある創刊以来のバックナンバーをもう一度始めから読み直してみよう。毎月一冊ずつ、14年分の再読は新たな発見の楽しみがあるかも知れない。それだけ内容の濃い月刊誌だった。
 最終号の表紙は赤をバックにした「炎」の古代文字。大修館書店は諸橋徹次博士の『大漢和辞典』をあらゆる困難を克服して発行した出版社で、炎を使った意味は深長である。

ブログ しにか 6917

周作の書庫にある諸橋徹次博士の『大漢和辞典』(2005.3月撮影)と『しにか』(2004.2月撮影)
この書庫は、仏壇を置いた書斎の後ろにある。

みなさんさようなら

2013.03.10 20:33|雑記
ご愛読ありがとうございました。
先週発行の3月号で「NewTRUCK」は休刊です。

増田周作の原稿のない1・2月号はやはり精彩、切れに欠けました
やはり、「もの書き」は一代限り、継げるものではありません。
本人もよく承知していたと思います。(妙)


桜
(2012.04.14周作撮影・部分)
プロフィール

増田周作

Author:増田周作
(株)日新出版 創業者
月刊「特装車」「特装車とトレーラ」「NewTRUCK」編集発行人
「東京トラックショー」創立・主催者

大正15年8月30日生まれ 土佐出身
(H23年すい臓ガン、翌年肝臓ガン発病)
平成24年11月21日 肝不全で死去
       享年87歳

旧制中学1年1学期、上級生とのケンカで先方2名と共に退学になる。
大阪商科大学(現・大阪市立大学経済学部)卒業。土木従事、新聞社を脱サラ後、広告代理店経営。昭和44年43歳、東京でトラックの月刊誌発行を始める。
湯島聖堂「斯文会」名誉会員・後援会常任委員を務める。
「呉越会」「東京トラックショー」「増田周作のおはようコラム」「日新論語会」など、常に社会の木鐸(ぼくたく)でありたいと願った“いごっそう”であった。
伊与田覚学監は10歳年上の叔父。

【 これがほんとうのあとがき。43年のもの書きの、最後の後書になった。われながらよく書き続けたものだと思う。
「生涯現役」。もの書きとして生涯現役を貫いた喜び、これに勝るものはない。読者の皆様に最後の「わだち」をお送りしてお別れをしたい。今、私は至福の感をもって最後のわだちを書いている。みなさんさようなら   11月13日 】
 絶筆 H24年/12月号
「わだち=月刊 NewTRUCK 編集後記」

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

人が好き 歴史が好き みなさんようこそ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

  • ページトップへ
  • ホームへ