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みなさん さようなら

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           中国の寺院などでよく見るビャクシン(柏槙)

2007年1.月5日
目出度い常盤(葉)の松 変わらぬ節操の表現

 改めておめでとうございます。今日から出勤の方も多いはず、街にはまだ門松などの松飾があって、正月気分を残している。松といえば、竹と梅と合わせてお目出たい植物の三福対で、松はその中でも別格になる。能舞台の背景は松だし「松の位」といえば吉原などの花魁(おいらん)の最高位、盆栽でも松がもっとも賞味される。

 論語には「歳寒くして、然る後に松柏の彫(しぼ)むに後るるを知るなり。」とある。この場合の柏は、日本の柏餅に使う平べったい葉の木ではなく、コノテガシワというヒバ(檜葉)の一種で、中国の宮殿や寺院などの古い建物でよく見かけて柏槙(びゃくしん)とも言う木である。しかし、このビャクシンは、幹が白っぽくて、松のように青々とした葉はついていなくて、日本の松の方がはるかに姿が良い。

 松の翠を、どんな苦難があっても挫けない節操に例えるのも良いし、老いても若々しさを失わない人の象徴である、とも言えよう。正月は松、2月は梅、3月になればサクラ、これからの春に向かう季節が私は大好きである。松と梅も良いが、昨年に京都の醍醐で見た松と桜のコントラストは素晴らしかった。散る美しさを知るのも日本人である。

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             日本の松と櫻(京都醍醐)






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プロフィール

増田周作

Author:増田周作
(株)日新出版 創業者
月刊「特装車」「特装車とトレーラ」「NewTRUCK」編集発行人
「東京トラックショー」創立・主催者

大正15年8月30日生まれ 土佐出身
(H23年すい臓ガン、翌年肝臓ガン発病)
平成24年11月21日 肝不全で死去
       享年87歳

旧制中学1年1学期、上級生とのケンカで先方2名と共に退学処分。
15歳で安岡正篤先生門下に入る。
大阪商科大学(現・大阪市立大学経済学部)卒業。土木従事、新聞社を脱サラ後、広告代理店経営。昭和44年43歳、東京でトラックの月刊誌発行を始める。
湯島聖堂「斯文会」名誉会員・後援会常任委員を務める。
「呉越会」「東京トラックショー」「増田周作のおはようコラム」「日新論語会」など、常に社会の木鐸(ぼくたく)でありたいと願った“いごっそう”であった。
伊与田覚学監は10歳年上の叔父。

【 これがほんとうのあとがき。43年のもの書きの、最後の後書になった。われながらよく書き続けたものだと思う。
「生涯現役」。もの書きとして生涯現役を貫いた喜び、これに勝るものはない。読者の皆様に最後の「わだち」をお送りしてお別れをしたい。今、私は至福の感をもって最後のわだちを書いている。
 みなさん さようなら  11月13日 】
絶筆 H24年/12月号
「わだち=月刊 NewTRUCK 編集後記」

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